全国各地にある素敵な温泉に足を運んでみよう

福地温泉


福地温泉(ふくぢおんせん)は岐阜県の高山市奥飛騨温泉郷にある温泉です。
平安時代に村上天皇が療養したことから「天皇泉」の名でその言い伝えを残すとても歴史のある温泉です。
福地温泉は奥飛騨温泉郷の5つの温泉地の一つで、その5つの中でもひときわ山間にひっそりとたたずんでいる温泉地で、その素朴な田舎の雰囲気がこの福地温泉の大きな魅力の1つです。
昔ながらの景観を残すために、宿の建物は近くの古い豪農や庄屋を移築、改装している宿が多くまるで当時にタイムスリップしたかのような温泉街になっています。
ネオンや高層の建物がないので、夜になると全宿おそろいの看板だけが灯り幻想的な秘湯情緒が溢れた景観になります。
福地温泉にはそんな山里の素朴な雰囲気を求めて毎年たくさんの旅行客が訪れています。

福地温泉へのアクセスは、電車を利用していく場合、東京方面からだとJR中央本線で「松本駅」まで行きそこからバスに乗って現地まで行きます。
また高山駅からバスで行くという方法もあります。

泉質は 単純温泉、炭酸水素塩泉などで、疲労回復やリウマチ、じんましん、糖尿病、神経痛などに効果があると言われています。

福地温泉にある「昔ばなしの里」という施設は、古い民家が移築されていたり、朝市が開かれたりと昔ながらの生活を体験できる施設があります、素朴な雰囲気の福地温泉らしい施設です。
また冬には、岩から滴り落ちる水が寒さによって凍りついて、青い水の帯のように見える「青だる」と呼ばれる光景を見ることができます。
夜にはこの青だるをライトアップしてより幻想的にしています。

福地温泉はそんなに規模が大きくないので、宿は全部で10数件しか無いようです。
囲炉裏を囲んで食事を楽しめる宿などもあったりするので色々調べて気に入った宿を探してみるといいと思います。
田舎の素朴な雰囲気が残る福地温泉にまだ行ったことが無いという人は一度行ってみてはどうでしょうか。