老神温泉
老神温泉(おいがみおんせん)は群馬県の沼田市利根町にある温泉です。
「老神」という名前の由来は、奥日光の戦場が原で赤城の神(ヘビ)と日光男体山の神(ムカデ)の戦いがあり、弓矢に撃たれて負傷した赤城の神が、この地に湧出した温泉に傷を浸したらその傷が治り追いかけてきた日光二荒山の神と再び戦い見事追い返したという事から、「追い神(老神)」の地名が付いたと伝えられています。
この言い伝えにちなんで、毎年5月に「大蛇まつり」というイベントが行われて、大蛇が温泉街を練り歩くイベントが行われています。
この大蛇は、長さ108メートル、重さ約2トン、胴回り直径1.3メートルというとてもスケールの大きな大蛇で、200人以上の人で担ぎます。
大蛇まつりの日は夜店も立ち並びたくさんの人が集まりとてもにぎやかな雰囲気になるので、見てみたいという人はこの大蛇まつりが行われる日を狙って訪れてみてはどうでしょうか。
老神温泉へのアクセスは、電車を利用していく場合は、上越新幹線で「上毛高原駅」まで行き、そこから関越交通バスに乗って約70分で現地に到着することが出来ます。
新幹線を利用しない場合は、JR高崎線で高崎駅まで行き、そこからJR上越線に乗って「沼田駅」まで行きそこから関越交通バスに乗って約50分で現地に到着します。
車で行く場合は関越自動車道の沼田インターチェンジから国道120号に入り約18kmで現地に到着します。
泉質は単純温泉などで、皮ふ病やリウマチ、神経痛、痛風などに効果があると言われています。
老神温泉には立ち寄り湯がいくつもあるので、いろんなお風呂を楽しんでみるといいと思います。
老神温泉では「伝説の湯めぐり」という湯めぐり手形を発行していて、1枚1500円を出してこの手形を購入すると、旅館組合18の旅館の温泉で3ヶ所の湯めぐりを楽しむ事が出来ます。
一日で3ヶ所のお風呂を巡る事が出来なくても、手形は1年間有効なのでまた訪れた際に使用することが出来ます。
片品川沿いの自然豊かな老神温泉で、素敵なお風呂に入ってみてはどうでしょうか。