全国各地にある素敵な温泉に足を運んでみよう

那須温泉


那須温泉(なすおんせん)は、栃木県の那須郡にある温泉のことです。
活火山の那須岳の周辺に点在している那須湯本をはじめ、北、大丸、弁天、高雄、八幡、新那須などの温泉をそれらをまとめて那須温泉郷と言います。
那須温泉郷の中心となる那須湯本は開湯してから約1300年というい長い歴史を誇っていて、江戸の時代の「温泉番付」では「東の関脇」(当時は大関が1番上なので2番目の格付け)という称号を与えられていたほどの温泉地です。
かつては共同浴場の湯治場というイメージが強かったのですが、現在は設備を充実した宿屋ホテルがたくさんあり、那須に観光に来た旅行客の行楽温泉地として人気を集めています。

那須温泉へのアクセスは電車を利用していく場合だと、東北新幹線で「那須塩原駅」まで行きます、そこから東北本線に乗り「黒磯駅」で降りてそこからバスに乗って約35分で到着します。
車で行く場合だと東北自動車道の那須インターチェンジで降りてから12キロほどで現地に着きます。

泉質は単純温泉、硫黄泉、硫酸塩泉などで、胃腸病、婦人病、神経痛、リウマチ、筋肉痛、慢性皮ふ病などに効果があるといわれています。

那須温泉にはいくつもの立ち寄り湯があるので、訪れた際には行ってみるといいと思います。
特にオススメの立ち寄り湯は「鹿の湯」という入浴施設です。
この鹿の湯は、時の狩人「狩野三郎行広」が射損じた鹿を追って山奥に入ると、その鹿が温泉で傷を治していたという由来からこの名前が付いたそうです。
この鹿の湯は、日本にある温泉施設の中でもトップクラスの歴史を誇る入浴施設で建物は木造で湯船も洗い場も木でできています。
当時の湯治場の雰囲気を色濃く残すお風呂はまるで江戸時代にでもタイムスリップしたかのような感じです。
鹿の湯は那須温泉に行った際にはぜひとも訪れておきたい入浴施設の1つです。

江戸時代に東の関脇と言われた命温泉の那須温泉にまだ訪れた事がないという人は一度行ってみてはどうでしょうか。