全国各地にある素敵な温泉に足を運んでみよう

乳頭温泉郷


乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)は、秋田県の仙北市十和田八幡平国立公園内乳頭山の山麓に点在する7つの温泉のことです。
電車でのアクセスは秋田新幹線に乗り「田沢湖駅」で降りてそこから、羽後交通バスの「乳頭温泉行き」に乗って約1時間で着きます。

この乳頭温泉郷は別府温泉や草津温泉などの有名で規模が大きい温泉地と違って、山間にひっそりとたたずんでいるといった感じです。
近頃の秘湯ブームで、テレビや雑誌で紹介されてから人気に火が付き、小規模ながらかなりの知名度を誇っています。
乳頭温泉郷にある7つの温泉はどれも独自に源泉を持ち、その泉質は多種多様です。

7つの温泉の中で最も古くからあり秋田藩主の湯治場だった由緒ある「鶴の湯」、古さに新しさのバランスを加味した趣きのある宿として女性に人気が高い「妙乃湯」、7つの温泉の中で最も山奥にあり四方を山や川に囲まれていて、自然の美しさを堪能しながら露天風呂に入ることが出来る「黒湯温泉」、宿舎から50メートルほど離れた原生林の中に露天風呂があり、美しい自然に囲まれながら開放的な気分で温泉に浸ることが出来る「蟹場温泉」、7つの温泉のうち最もひなびた雰囲気で当時の湯治場としての風情を色濃く残している「孫六温泉」、木造校舎を移築したユニークな宿がノスタルジックな雰囲気をかもし出す「大釜温泉」、最近リニューアルされて7つの温泉のうち最も近代的な設備を誇る「休暇村乳頭温泉郷」と個性的な7つの温泉があります。

これらの温泉郷内の各宿を湯巡りできる湯巡り帳を発行していて、郷内の宿に宿泊した人は、各宿で日帰り入浴を一回ずつ楽しむ事が出来ます。
この湯巡り帳は有効期間が1年と長いので、1年の有効期間内なら、再び来た時に使用することが出来るのも嬉しいです。
それぞれ泉質も違うし、お風呂の雰囲気も違うので、乳頭温泉郷を訪れたら、いろいろなタイプのそれぞれの温泉を楽んでみるといいでしょう。
この秘湯と呼ばれる乳頭温泉郷に興味があるという人は、一度訪れてみてはどうでしょうか。